こんにちは。このまです。
このページは「商品先物取引の始め方」を、とにかくわかりやすく解説します。
私は、少額ながら利益をコツコツ積み上げてきました。
2020年は相場に恵まれたこともあり、600万円近くの利益を得ることが出来ました。
ですので、その経験、知識を公開していきたいと思います。
コンセプトとしては、
・完全初心者の方でも大丈夫なように
・できるだけ分かり易く
・専門用語を解説しつつ、できるだけ専門用語を使わずに
・商品先物取引の始め方について紹介していきます
それでは、証拠金とは何か?追証とは何なのか?
ということを解説していきます。
結論としては、
証拠金とは、正式には委託証拠金と呼び、これは取引に対する担保のようなものです。
追証とは、正式には委託追証拠金と呼び、
これは、取引において、委託証拠金の50%を超える損失が発生した際に
追加で入れる担保のようなものです。
証拠金について、詳しく説明していきます。
先物取引を行うためには、必ず、委託証拠金が必要になります。
投資家が商品先物取引会社に入れる委託証拠金は下記の4種類になります。
・委託本証拠金
・委託追証拠金
・委託定時増証拠金
・委託臨時増証拠金
それでは、1つずつ説明してまいります。
①委託本証拠金
通常の場合は、証拠金とは委託本証拠金のことを指します。
委託本証拠金を委託証拠金と呼ぶことが多いです。
委託本証拠金は、最小に商品先物取引会社に入れる証拠金で取引のベースとなるものになります。
この証拠金の額は、証拠金計算方法であるSPANR(スパン)に基づいて行われます。
スパンにより証拠金計算の基礎となる変数は、㈱日本商品清算機構が決定し、配信します。
この㈱日本商品清算機構の配信を受けて、各商品先物取引業者が各顧客に
毎週証拠金額の連絡をします。
この委託本証拠金の額は、各商品によって違いますので、ご注意ください。
②委託追証拠金
これは、よく「追証(おいしょう)」と呼ばれるものです。
取引の途中で損失が生じた場合、
その損失が本証拠金の50%を超えてしまったときに直ちに入金することが求められます。
追証が発生すると投資家は、
その追証金額を追加するか、取引を清算するか、すぐに決めなければなりません。
この追証は、何時までに入金する必要があるのかは、
各取引会社によって変わるので、確認する必要があります。
もし追証分の入金ができない、間に合わないという状況であれば、強制決済になります。
見通しが外れ、その後も相場が更に逆方向に動けば更に新たな追証が必要になってきます。
ですので、追証がどんどんと膨らんでいかないよう注意が必要になります。
③委託定時増証拠金
納会が迫った当限の商品を取引する際に必要な証拠金になります。
ですので、当限の商品を取引する際には、委託本証拠金+委託定時増証拠金が必要になります。
当限とは、受け渡し期限の月となった限月のことをいいます。
決済期限までの期間が最も短いものをいいます。
当限は、納会が迫っているので、
取引を円滑に行うために一定の時期以後は値幅制限が解除されます。
値幅制限が解除され、出来高も薄くなっていき値動きが激しくなることがあるため、
これに対応するために、委託定時増証拠金が必要になります。
④委託臨時増証拠金
相場の変動が激しい時や、激しい値動きが今後予想される時などで、
委託本証拠金だけでは担保力が足りないと取引所が判断した場合に、
臨時に預託が必要となる証拠金を委託臨時増証拠金といいます。
ストップ高やストップ安が繰り返し発生した場合などに発生します。
この臨時増証拠金が発生することで、
新規建玉抑制、既存建玉の仕切りを促し、相場の変動を落ち着かせる役割も担っています。
こちらも委託本証拠金+委託臨時増証拠金が必要になってきます。
以上です。
分からない点がございましたらコメントやお問い合わせにてご連絡いただければ幸いです。
答えられる範囲で答えていきます。
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